きみにはわからない

ボクのこんな気持ちを知ったら・・・・
君はボクを拒むだろうね・・・

愛したい

「うわ!?なんだいカララ」
「んー?昨日のドラマの真似〜」
なんだ・・とがっくりしてしまった

そんなボクを気にも留めずカララは楽しそうに昨日見た
ドラマの話をしている
君はすごくひどい・・・いじわるだ
ボクの気持ちをしらないからってこんなことするなんて
ボクは君が好きだ・・・・ママよりもパパよりも先輩たちよりも

ほかのだれより・・・・君が好き・・・大好き・・・

いつのまにかその好きは

ゆるされるものではない禁断の好きになった・・・
そんなことを頭がぐるぐるまわった
そんなボクをさすがに気にしたのか
カララはドラマの話をやめてボクに話しかけてきた
「どおしたんやチロロ〜元気ないやん〜ドラマの話つまらん?」
「ん・・・そんなことないよちょっと考え事してただけだよ続けて。」
「ほんまにいけるう?」
「うん、大丈夫大丈夫」
はははとわらってみせるボク
けれどへんなところに鋭いカララはドラマの話をやめてボクのとなりにちょこんとすわった
そして
「うわあ!カララいきなりなに」
「んー熱はないみたいやなあ」
カララはボクにおでこをひっつけてきた
その上今度は手まで握ってきた
「脈も普通なのにねえ・・・」
こないだ授業でならったばっかりのことをおこないながらカララはいった
もうがまんの限界ダヨ・・・・
「うわあ・・・チロロ?」
「・・・・・」
なにもいわずに抱きしめさせて・・・
これが最初で最後ってことであきらめるから
おねがい・・・へんに思わないで・・・
涙をうかべながらだきしめるボク
変におもわれるよね・・・・?
「・・・・・・・・・すごい!すごいよチロロ!」
「へっ?」

いきなり歓声を上げボクを強くだきしめかえした
なにがなんだかわからないけどボクはカララをぎゅっとにぎった
「昨日のドラマのラストシーンそっくり!すごいやん〜どこでそんな演技力を?」
「そ・・そう?あははは」
「そっかあ〜さては見てたなあドラマ」
「あはは・はは」
笑ってごまかしたそれ以外方法はなかった
「二人で銀河のスターをねらおうかあ」
めをキラキラ輝かせて話すカララ

気持ちは複雑だったけど・・・・・・・
まだ抱いてくれてる・・・

ならいいじゃないか

そう自分に言い聞かせカララを抱く力を
さらに強めた
神様どうか

ボクの心がカララに知れませんように

どうかボクが

暴走しませんように・・・
愛したいけど・・・・愛せない・・・

神様どうしてこんな世の中なのですか・・・・

ボクはあなたを恨みます
END
そのさんに捧げた小説

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